厳しい受験資格に試験も高難易度

社会保険労務士試験への勉強を始めるにあたり、
必ず確認しておくべき事柄が受験資格です。
というのも、労働と社会保障という非常にデリケートな問題を扱う職業ゆえか、受験資格にも一定の学歴や職歴が求められるのです。

【社会保険労務士試験の受験資格】
①大学卒業者、または大学において62単位以上を習得済みの者
②短期大学、高等専門学校を卒業した者
③修業年限が2年以上、かつ総授業時間が1,700時間以上の専修学校の専門
課程を修了した者
④行政書士となる資格を有する者
⑤公務員で労働社会保険諸法令の事務に従事した期間が通算3年以上、または、行政事務に3年以上従事した者、民間企業や労働組合等で労務担当や労働社会保険諸法令の事務に通年3年以上従事した者

上記のように、社会保険労務士試験を受験するためには、①?⑤のいずれかの条件を満たす必要があります。
つまり、残念ながら最終学歴が高校で、かつ、労務や社会保険関連の業務に就いたことのない方の受験は不可能です。
ただし、④の条件にある行政書士の試験に受験資格は存在しません。受験資格はないが、どうしても社会保険労務士になりたいという方は、
まず、受験資格となる行政書士試験へ挑戦するのが、
現実的な道のりではないでしょうか。

例年10%を下回る合格率

勉強前に気になるのが、試験の難易度でしょう。そこで、過去、5年間の社会保険労務士試験の合格率データを見てみましょう。

【社会保険労務士試験・過去5年の受験者データと合格率】

 

受験者数

合格者数

合格率

平成21年(2009年)

52,983人

4,019人

7.6%

平成20年(2008年)

47,568人

3,574人

7.5%

平成19年(2007年)

45,221人

4,801人

10.6%

平成18年(2006年)

46,016人

3,925人

8.5%

平成17年(2005年)

48,120人

4,286人

8.9%

平成19年を除き、合格率は軒並み10%以下で、平均は8.62%となります。受験者の中には合格ラインに達しない〝お試し受験〟層も多いため 、
一概には言えませんが、紛れもなく難関試験であることは確かです。